コンサルタントの育て方 自分式

意識低い系コンサルタントの成長日記

社会人1年目に必要な能力

 

コンサル1年目に大事なこと

コンサル1年目に必要な能力は何だろうか。論理的思考能力だろうか。それともきれいなプレゼン資料を作る能力だろうか。

否、コンサル1年目に必要な能力は「仕事の進め方」だと思います。


もちろん論理的な思考能力がずば抜けていたり、きれいなプレゼン資料を最初から作れればそれにこしたことはないと思います。
ただし、そんな人はかなり稀であり、そこに期待してしまうのはナンセンスです。

つまり、どの新人もコンサルタントとしては未熟な状態でプロジェクトに着任する前提でいると、仕事の進め方が兎にも角にも重要になります。

 

なぜ、「仕事の進め方」が大事なのか

仕事の進め方が上手な人には安心して仕事を任せることができます。
たとえ1年目だとしても聞くべきところで先輩にアドバイスを仰ぎ、成果物に対して適切なタイミングでレビュー依頼をしてくれるような人であれば本人の能力を少し超えたチャレンジングなタスクを依頼してみることが可能になります。なぜなら、おかしな方向に作業を進めていてもリカバリーが効くからです。

しかし、仕事の進め方はへたくそな新人には作業を任せると自分で進めるよりも数倍かかる可能性が出てきてしまいます。進め方がわからなくて悶々としてしまい、結果全く進捗しないまま時間だけが経っていくということが往々にしてあります。

実は昔の私もそれでした。

レビューを依頼するべき先輩が忙しそうであったり、こんなことを聞いて怒られないかなぁと考えてしまい、なかなか自分の作業を見てもらうことができずに数日が経ってしまい結果的に時間切れ、もしくはレビューをしてもそもそもの方向性が間違っていて、大きく手戻ってしまうことが幾度となくありました。

 

新人として気をつけてほしいこと


方向性が決まったタイミングでいちどその方向性に間違いがないかを聞いてもらうこと。

かっちりとした成果物を作成する前にドラフトしたものを見てもらい作成する成果物イメージにズレがないこと、その確認を取った上でそれを最終成果物としてブラッシュアップしていくこと。

新人教育はとても重要な仕事だと認識をしているものの、コンサルタントとして、忙しい現場の作業をマネージメントする立場として、やはり自分のプロジェクトの進捗が一番大事になってくるので、仕事の進め方が下手くそな新人には重要な作業を任せることが難しくなってくるのです。

 

派手さはいらない、堅実さ重要!

 

上司として気をつけるべきこと 

新人がなるべく自分に話しかけやすい環境を作ること。
少なくとも数時間に1度は「調子はどう?」でもいいので話しかけてみて困っていることを引き出すことを心がけています。

時々苛ついてしまうこともあります笑
が、かつて自分が新人だった頃に、先輩に迷惑かけたぶん、今自分も同じことを後輩にしてあげようと思います。